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■児童虐待の出版プロジェクトに、応援が続々!

親に虐待された当事者100人の痛みを1冊の本として出版するプロジェクトを今月から始めて、2週間が経った。
 この出版プロジェクトでは、ちゃんとこちらの身元を公開しているため、一般の方々から日々、本の購入・寄付が増え続けている。

 また、この出版プロジェクトに対しては信田さよ子さん(臨床心理士)、柏木ハルコさん(マンガ家)、南々井梢さん(劇作家/ライター)など、各界の著名な方々が応援メッセージを寄せている。

 今後は、元NHKアナの堀潤さんや、『なかったことにしたくない 実父から性虐待を受けた私の告白』(講談社)の著者・東小雪さんなども、応援コメントを発表予定だ。

 これだけ民間人が児童虐待に関心を持ち始めているのに、児童福祉の法制度や予算を決める政治家だけを聖域にする人がいたら、あなたはどう思う?
 この国の児童福祉の予算が増えないまま、子どもが一生の傷を負ったり、殺されることさえある虐待がいつまでも続くだけだろう。

 そこで、国会に議席のある11の政党へ、この出版プロジェクトを知らせる手紙を送った
 彼らが児童虐待の対策予算を本気で増やしたいなら、『新編 日本一醜い親への手紙』を買って学ぶしかないからだ。
 この本は、親から虐待された国民100人分の痛みを知る国内で唯一の本だ。
 それを読まずに、児童福祉の専門家から虐待について何度ヒアリングしたところで、政治家は虐待された国民の痛みを分かち合うことなどできないだろう。

 どの政党が何冊この本を買ったか、あるいはどの程度の寄付をしてくれたかは、4月25日の夜にごらんのブログで報告するつもりだ。
 今回は、授乳服ブランド「モーハウス」の代表取締役・光畑由佳さんの応援メッセージを紹介しよう。


■親も子も一人の人間として生きられるために
 モーハウス 代表取締役 光畑由佳

今一生さん(※『新編 日本一醜い親への手紙』の企画・編集者)から私たちモーハウスが取材を受けたのは、もう10年以上前のこと。
それまで日本にほとんどなかった授乳用の服をモーハウスが作り、母親が社会とつながっていける環境を作ろうとし、青山にショップを出した頃だったと思う。

授乳の不便をなくすことで誰もが喜んでくれると思いきや、いちばん反応が薄いのは、当の母親たち。
 儲けにならない仕事でありながら、子育て支援や母乳支援のボランティアグループからは「しょせん営利企業でしょ」と言われることも多く、心折れる仲間も多い中、「社会起業」というカテゴリーを示してくれたのが、今さんだった。

彼の著作に載せていただいたことで、私は居場所ができたような気がした。
 おそらく「社会起業家」という言葉が社会で使われ始めるずっと以前のことだ。

そんな今さんの、さらに以前からの取組みが、今回のプロジェクト『新編 日本一醜い親への手紙』だ。

耳障りのいい「母子の愛」へのアンチテーゼとして、こんな耳障りの悪い言葉を使っているのだろう。けれど、私自身、活動の中でたくさんの母子と触れ、また自分自身を振り返る中で、誰もが「醜い親」になる可能性を持っていると改めて思う。

「子育てはつらくても当たり前」と、ほとんどの日本人が思ってしまっている。
大学生に聞けば、100人中100人が「子育ては大変だと思う」と答える。

母親が一人でがんばらなくてはならないような空気はまだまだある。
「電車で子どもを泣かせれば、白い目で見られるから」と、外に出ることを恐れる母親も多い。

全力で子育てをし、外の世界が見えなくなってしまっているような母親の様子に危うさを感じることも多い。

(もちろん私たちの店に来たり、授乳服を着て外に出るようになることで変わる方も多いけれど)

母のよりどころがわが子だけになれば、その母の存在を子一人で受け止めるのは、いずれ重すぎるものになるかもしれないだろう。知らず知らず母が子どもを支配してしまうこともあるかもしれない。

私自身、仕事をしていなかったら、他とのつながりがなかったら、まさに「醜い親」になっていたかもしれない、と感じることがよくある。
 バランスを保つのが難しいから、仕事で子どもと距離を置こうとしているのかもしれない。

私は仕事で子どもの学校行事に出られないことも多いけれど、そのことにあまり罪悪感を覚えない。
 それは、子どもに完全にコミットしないのは、自分の気持ちを子どもに過剰に寄せないことで子どものためになる、と思っているからだと思う。

私が20年続けてきている授乳服の仕事は、社会の中で子育てをすることを支援するツールだ。
 母親が子どもを連れて当たり前に出かけることは、母親の精神衛生上も良いし、それをサポートする夫にとっても楽になるし、母親の出かける様子を見る次世代の若者にとっても良いことだと思う。

でも、いちばん影響が大きいのは、子どもたちかもしれない。
 母親が子どもに依存しないで、当たり前の一人の人として、生き生きと生きられれば、子どもを普通に愛することができるのでは、と思う。

親も子も一人の人間として生きられるために、クラウドファンディングによる出版の実現を願います。






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