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■AVのプロたちのイベントに人権派は学びに来るか?

 5月4日(水・祝日)に東京・高円寺のトークライブハウスPUNDIT(パンディット)で、AV業界で働く人々は、HRN(ヒューマンライツナウ)のAV被害調査報告書をどう読んだか?〜公開検証ミーティング』というイベントが緊急開催される。
 詳細は、以下のとおり。

★日時:201654日(水) OPEN 13:00 / START 14:00 / end17:00(あくまで予定)
★場所:高円寺pundit
★予約:以下のリンクから
★料金:前売・当日共に1000円(1ドリンク別)
★出演:以下の他、各方面より交渉中
 川奈まり子(作家、元AV女優)/溜池ゴロー(AV監督、SODクリエイト社外取締役)/月緒(風俗嬢、ライター、AV女優)/今賀はる(風俗嬢、AV女優、セックスライフアドバイザー)/要友紀子(SWASH)/赤谷まりえ(編集者)/松沢呉一(エロライター)
★問い合わせ先:高円寺Pundit(担当:奥野)
 090-2588-9905

 今年3月、国際人権NGOとして活動するHRN(ヒューマンライツナウ)が、AV(アダルトビデオ)への出演を強要された事例などを報告し、監督官庁の設置を求めるポルノ・アダルトビデオ産業が生み出す、女性・少女に対する人権侵害 調査報告書」を発表して以来、AV業界で働く当事者たちから強い反発があった。
 しかし、テレビや新聞などのマスメディアでは、働く人たちの言い分よりも、人権派NGOの言い分に加担する文脈が報じられた。
 バイアスのかかった報道によって当事者の声がかき消されることは、AV業界の現実をふまえた制度改革を導きにくくなるばかりか、大衆の無理解・無関心によってAV業界全体の非合法化・貧困化へ拍車をかける恐れがある。

 今回のイベントは、そうした現実を懸念し、AV業界側から現状を発信しようとするものだろう。
 これだけオープンな場所でAV業界の現状を当事者や専門家、研究者に直接尋ねることのできるチャンスは珍しい。
 このイベントは、誰よりも調査報告書を発表したHRN関係者の方々に足を運んでほしい。
 具体的には、下記の方々だ。



伊藤和子さん(HRN事務局長・弁護士、昨年9月のAV違約金訴訟の被告女性代理人)
★後藤弘子さん(HRN副理事長・千葉大学教授)
★藤原志帆子さん(ライトハウス代表)
★角田由紀子さん(弁護士)
★中西俊枝さん(弁護士・昨年9月のAV違約金訴訟の被告女性代理人、HRNプロジェクトメンバー)

 彼らの一人も、AV業界で働く当事者と対話の場に足を運ばないとしたら、せっかくの「調査報告書」も、彼らの一方的な言い分を示すものでしかないと判断されるだけだろう。
 実際、HRNが法整備による問題解決を訴えているChange.orgでの署名も増えていない。

 2015年にようやく調査を始めたばかりのHRNは、何十年も前からAV業界で働いてこられた方々に業界に関する正確な知識をきっちり学んだ方が、的確な解決の仕組みを一緒に考えられるはずだ。
 そこで、真摯に当事者・専門家・研究者の長年に渡る知見を学ぶことこそ、AV業界における問題を解決できる有効な仕組みを作り出すことに資する。

 AV業界にある深刻な問題を解決したい気持ちは、人権派NGOも、AV業界で働く人たちも、分かち合えるものだ。
 このチャンスを避け、いつまでも一方的な言い分だけをマスメディアに報道させる構えを崩さないのだとしたら、それは人権派ではなく、「私たちの価値基準に従えよ」と強いる恐ろしい人たちだと、世間は理解するだろう。

 このイベントに足を運ばれた方は、ぜひネット上にその学びをシェアしてほしい。
 新聞記者なら、絶対に取材しておくべきイベントだろう。
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